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J-GLOBAL ID:201202253766736010   整理番号:12A1144492

微視的な気付きを支援する虫眼鏡を利用した観察活動の試み-小学校1年生活科「アサガオの観察」を事例として-

Observation Activities Using Magnifying Glasses that Support Children’s Microscopic Awareness-Using a Case Example of Morning Glory Observation Activities in First-grade Living Environment Studies Lessons-
著者 (2件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 49-59  発行年: 2012年07月17日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究の目的は,虫眼鏡を使った観察の実態を明らかにすることによって,低学年の児童が微視的な気付きを持つことができたのかを考察することであった。対象は,小学校1年生児童38名であり,分析の対象は,2010年6月に行われた4回の観察のうちの第1回目と第4回目の観察記録であった。本研究では,第1回目と第4回目の観察記録のスケッチとスケッチに付随されたコメントを対象に,スケッチに付随されたコメント数の量的評価とアサガオの生長に伴う各部位の表現を「理科的」と「絵的」に分類した質的評価によって分析された。また,第4回目の観察後に質問紙法によって観察時の虫眼鏡利用に関する主観的評価が行われた。量的評価では,第4回目は,スケッチに付随したコメント数が,第1回目に比べ増加した児童が,有意に多いことが明らかになった。また,質的評価では,第4回目は第1回目に比べ,各部位の特徴をよくとらえた「理科的」なスケッチを描いた人数が,「絵的」なスケッチの人数を上回った。さらに,スケッチの質的評価と付随されたコメント数の関係において,「理科的」なスケッチには,描かれた部位に関するコメントが書き込まれていた。主観的評価では,すべての項目において肯定的な回答が得られた。以上の結果から,小学校1年生活科で行われる栽培で,虫眼鏡を利用した観察活動において,低学年の児童が微視的な気付きを持つことができたことが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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生物科学一般 
引用文献 (17件):
  • 1)文部科学省,中央教育審議議会:「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について(答申)」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/news/20080117.pdf,2008[2011.7.10アクセス]
  • 2)同様な主張には,次のものを挙げることができる。 ・ 木村吉彦:「科学的な見方・考え方の基礎を養う気付き〜低学年における科学的な見方・考え方の基礎とは〜」,初等理科教育,No.526, pp. 47-49, 2008,農山漁村文化協会
  • 3)文部科学省:「小学校学習指導要領解説生活編」,p. 3, 2008
  • 4)同上書 p. 16
  • 5)前掲書3) pp. 34-36
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