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J-GLOBAL ID：201202253829303755   整理番号：12A0883522

ロックウール断熱材を用いた木造断熱壁体の防耐火性能に関する研究

STUDY ON THE FIRE PROTECTING PERFORMANCE OF WOODEN EXTERNAL WALL WITH ROCKWOOL INSULATION

著者 (3件)： 糸毛治 (北海道総合研究機構 北方建築総合研) ,  鈴木大隆 (北海道総合研究機構 北方建築総合研) ,  長谷見雄二 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 676  ページ： 433-441  発行年： 2012年06月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木造住宅の外壁の一般的な断熱工法には,軸間に断熱材を充てんする充填断熱工法,木造躯体の屋外側に断熱材を張る外張断熱工法,これらを組み合わせた付加断熱工法の3つがあり,外壁となる耐力壁の防耐火性能には,非損傷性,遮熱性,遮炎性の3つが求められる。本研究では,断熱材の寸法に着目し,小規模の試験体にて断熱工法ごとに防耐火性能と断熱材の厚さや位置との関係について検討を行った。小型試験では,壁体美断面方向の温度分布は実大壁を火災加熱した時と変わらないようにできるため,遮熱性および遮炎性は再現できる。また各種発泡プラスチック断熱材などの有機系断熱材では,壁体内で断熱材自体が燃焼してしまい,断熱工法による断熱材の設定位置や厚みによる伝熱的な要因が把握できない。従って,本研究では不燃材料でありもっとも高温時の熱変形が少ないロックウール断熱材を用い,屋外加熱および屋内加熱それぞれの評価を行った。

シソーラス用語： ロックウール ,  *断熱材料 ,  *木構造 ,  *外壁 ,  耐火試験 ,  *建設工法 ,  板厚 ,  外断熱 ,  表面温度 ,  内部温度 ,  柱 ,  石膏ボード ,  損傷 ,  炭化 ,  性能評価 ,  *耐火性 ,  立体

分類 (2件)： 火災  (RA02020B) ,  建築物の断熱  (RB01033H)

引用文献 (5件)：

• 1) 財団法人建築環境省エネルギー機構:住宅の省エネルギー基準の解説第3版第7刷, pp187-192, 2010.12
• 2) 地方独立行政法人北海道立総合研究機構:防耐火性能試験・評価業務方法書, 2010.6
• 3) 安井昇・長谷見雄二・秋月通孝・馬屋原敦・大西卓・上島基英・畑俊充・木村忠紀、田村佳英・村上博:木造土壁の各部仕様が防耐火性能に及ぼす影響 日本建築学会環境系論文集, 第567号, pp7-13, 2003.5
• 4) 安井昇・清水真理子・長谷見雄二・村上雅英・上島基英・木村忠紀・北後明彦・田村佳英・吉田正友・山本幸一:柱圧縮実験による木造土壁の火災加熱時の非損傷性予測と木造土壁外壁の防火設計, 日本建築学会環境系論文集, 第574号, pp1-6, 2003.12
• 5) 清水真理子・長谷見雄二・村上雅英・安井昇:木造真壁の耐火性能予測, 日本建築学会構造系論文集, 第611号, pp165-170, 2007.1

タイトルに関連する用語 (6件)： ロックウール ,  断熱材 ,  木造 ,  断熱壁 ,  防耐火 ,  研究