文献
J-GLOBAL ID:201202254093649752   整理番号:12A0437621

マウスに馴化したA/Califonia/04/2009(H1N1)を用いて感染したマウスの死亡率と肺損傷減少におけるリバビリンとオセルタミビルの比較

Comparison of ribavirin and oseltamivir in reducing mortality and lung injury in mice infected with mouse adapted A/California/04/2009 (H1N1)
著者 (6件):
資料名:
巻: 90  号: 11-12  ページ: 440-445  発行年: 2012年03月10日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
パンデミックインフルエンザH1N1(2009)感染症における死亡率,肺損傷およびサイトカイン応答プロファイル減少におけるリバビリンとオセルタミビルの効果を比較した。著者らは,マウスに馴化したパンデミックインフルエンザ株A/Califonia/04/2009による感染後,BALB/cマウスにおける生存率,体重減少,肺ウイルス負荷量(RT-PCR法による),肺損傷(気管支肺胞洗浄液中のタンパク質含量による),および炎症(気管支肺胞洗浄液中の細胞数,分化およびサイトカイン)を評価した。著者らの結果は,リバビリン(80mg/kg)およびオセルタミビル(50mg/kg)は生存率を改善するのに等しく有効(100%対水処理対照0%)であることを示し,一方,リバビリンは体重減少を防ぐのに有意に効果的であることを証明した。両薬剤は,基底レベルに対してBALで検出された蛋白質を減少させることによって肺胞毛細血管関門の損傷を減少させ,両薬剤は,また100倍程度肺負荷ウイルス量の減少に等しく有効であった。いずれか一方の薬剤の投与では,肺の炎症性浸潤量を減少しなかったが,リバビリンはリンパ球からなる割合を有意に減少させた。本研究では,これらの抗ウイルス剤は炎症性サイトカインやケモカインを特異的に調節することを示し,リバビリンは測定されたサイトカイン/ケモカインの大部分を有意に減少する。リバビリンの治療は,Th1サイトカイン応答につながり,一方,オセルタミビルはTh2サイトカイン応答につながり,抗炎症性サイトカインIL-10レベルの有意な増加となる。本研究では,リバビリンとオセルタミビルはその抗ウイルス活性を発揮するような行程における新しい機作的洞察を明らかにし,リバビリンはオセルタミビル耐性パンデミックH1N1株に対する有効な代替治療薬として役立つとの理論を支持する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
感染症・寄生虫症一般  ,  抗ウイルス薬の基礎研究 

前のページに戻る