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J-GLOBAL ID：201202254105323130   整理番号：12A0328596

照射を受けた材料中の格子間原子ループの生成動力学:フェーズフィールドモデル

Evolution kinetics of interstitial loops in irradiated materials: a phase-field model

著者 (6件)： HU Shenyang (Pacific Northwest National Lab., WA, USA) ,  HENAGER Charles H, Jr (Pacific Northwest National Lab., WA, USA) ,  LI Yulan (Pacific Northwest National Lab., WA, USA) ,  GAO Fei (Pacific Northwest National Lab., WA, USA) ,  SUN Xin (Pacific Northwest National Lab., WA, USA) ,  KHALEEL Mohammad A (Pacific Northwest National Lab., WA, USA)
資料名： Modelling and Simulation in Materials Science and Engineering  (Modelling and Simulation in Materials Science and Engineering)
巻： 20  号： 1  ページ： 015011,1-15  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： W0484A  ISSN： 0965-0393  CODEN： MSMEEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原子炉の構造材では,種々の中性子照射欠陥が形成される。それらは原子空孔,格子間原子やそれらの集合体であり,それらの運動や捕獲の結果である蓄積は,材料の組織と特性の安定性に影響を及ぼす。そのような組織変化の生成を説明する速度論の有効性は,欠陥のシンクの性質や強さをいかに理解し得るかにかかっているのだが,多くの場合,それを単純化してしまっており,より正確な理解が必要である。本研究では,格子間原子ループの熱処理中の成長動力学を説明するための,フェーズフィールドモデルを開発した。そのモデルには,原子空孔と格子間原子の拡散と,格子間原子ループと点欠陥との弾性相互作用が考慮に入れられた。そしてモデルは,格子間原子の拡散とループの形成が,系の全自由エネルギーを最小にするように進行することを仮定した。格子間原子密度,化学ポテンシャル,弾性的相互作用の影響が調べられ,弾性相互作用が格子間原子ループの成長を促進することや,大きなループに隣接する小さなループの安定性に影響を及ぼすことが明らかにされた。このモデルの予測結果は,格子間原子ループの成長の実験結果と一致していた。

シソーラス用語： *照射損傷 ,  *中性子照射 ,  *格子間原子 ,  *ループ ,  熱処理 ,  *モデル ,  点欠陥 ,  固体内拡散 ,  相互作用 ,  成長速度 ,  自由エネルギー
準シソーラス用語： *フェーズフィールドモデル ,  弾性相互作用

分類 (1件)： 金属の放射線による構造と物性の変化  (BK16122N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 格子間原子 ,  ループ ,  動力学 ,  フェーズフィールドモデル