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J-GLOBAL ID:201202254284354531   整理番号:12A1752239

《第1回》5~10年先を見据えた中長期R&Dテーマの探索と育成~その問題点と対策(1)~

著者 (1件):
資料名:
号: 80  ページ: 59-61  発行年: 2012年11月20日 
JST資料番号: L5967A  ISSN: 1349-1393  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2008年のリーマンショック以後の企業経営は,米国,欧州で不安定さを増しており,成長著しかった中国でさえも,かつての勢いが無くなってきている。そのような不安定・不確実な状況の中で,メーカーにおける5~10年先を見据えた中長期のR&Dテーマを描くことは非常に困難になりつつある。本連載においては,2回にわたって,その問題点の根源を明らかにするとともに,対策を考え,どのようにR&Dテーマを描いて行くかを考えて行く。今回は2つの事例について検討する。1つ目の事例は,シャープの急速な業績悪化である。テレビの付加価値が液晶パネルのハードウェアプラットフォームからソフトウェアプラットフォームヘと2005~2006年頃には既に移行していたのである。そのため少々ベースの品質が劣る液晶パネルであっても,画像エンジンのできによっては十分にカバーされるという状況になっていた。シャープの誤算は,亀山モデルのような非常にハイクオリティーの液晶パネルの競争力が今後も維持されると考えていたこと,液晶投資においての規模の原理が今後も維持されると考えていたことが,ことごとく状況が変わってしまったことにある。ここでの教訓は,ハードウェアに付加価値がすべて付随している訳ではなく,ソフトウェアプラットフォーム,さらにはサービスプラットフォームの各階層に分けて考えなくてはならないことである。2つ目の事例は,ネットワーク化によるコマツの躍進である。コマツがブルドーザーやショベルカーの情報をネットワークでつなぐコムトラックスを開発してからは,設備投資で決まっていたシェアが激変した。それは,今までスタンドアロンであった商品がコムトラックスによってネットワーク化し,ネットワーク商品の特性が出てきたからである。日本市場,アジア市場では現在コマツが圧倒的な強さを見せ,米国市場でも拡大しつつある。ネットワーク商品はそのネットワークヘの加入者が増えれば増えるほど便益が増大し,そうでない商品を結果的に駆逐してゆく効果をもたらす。
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分類 (2件):
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研究開発  ,  経営工学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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