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J-GLOBAL ID:201202254507892158   整理番号:12A1295532

GC/MSおよび多変量統計分析を用いたNaClストレスによる氷雪藻CHLAMYDOMONAS NIVALISでの脂肪酸プロファイリングおよびバイオマーカー同定

FATTY ACIDS PROFILING AND BIOMARKER IDENTIFICATION IN SNOW ALGA CHLAMYDOMONAS NIVALIS BY NACL STRESS USING GC/MS AND MULTIVARIATE STATISTICAL ANALYSIS
著者 (7件):
資料名:
巻: 45  号: 10-12  ページ: 1172-1183  発行年: 2012年07月01日 
JST資料番号: B0926A  ISSN: 0003-2719  CODEN: ANALBP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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氷雪藻CHLAMYDOMONAS NIVALISは極地の雪原や同様な極限環境において世界中に広く分布する緑色ミクロ藻類の代表種であり,細胞応答メカニズムやストレス適応を研究するためのモデル種として広く用いられる。様々なストレス条件下において脂質中の脂肪酸の変化が細胞の生き残りに重要な役割を果たすことが知られており,その役割は細胞膜および代謝プロセスと関連する。本研究では,NaClストレス応答における脂肪酸バイオマーカーの調節的役割を明確にする目的で,多変量統計分析(OPLS-DA,HCA)と組み合わせたGC-MS法を開発し,様々なNaClストレスによるC.NIVALIS培養由来脂肪酸の完全プロファイルからのバイオマーカー同定で対照およびNaClストレス群間での脂肪酸の違いを明らかにした。本研究ではバイオマーカーとして6種の脂肪酸(C18:0,C18:1,C18:2,C18:3,C16:0,C16:3)を選択および同定した。NaCl濃度が増大すると,全不飽和脂肪酸および全脂質不飽和度に加えて不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸および脂質不飽和度が減少した。本メタボロミクス研究から,塩ストレスで刺激された生理学的調節因子としての脂肪酸バイオマーカーは,膜流動性および透過性を低下させるという予期される機能により高塩分濃度耐性を増大させることが分かった。
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分類 (2件):
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有機化合物の各種分析  ,  物質の代謝 

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