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J-GLOBAL ID:201202254795678939   整理番号:12A1431074

ブドウ果皮におけるフラボノイド生合成関連遺伝子は温度及び照明条件によって差別的に制御される

Flavonoid biosynthesis-related genes in grape skin are differentially regulated by temperature and light conditions
著者 (4件):
資料名:
巻: 236  号:ページ: 1067-1080  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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温度及び照明はブドウ果実におけるフラボノイド生合成に影響を及ぼす重要な環境因子である。しかし,フラボノイド生合成に及ぼす温度と照明効果との相互関係は分子レベルで十分に解明されていない。本研究は,分離したブドウ果実を用いたin vitro環境実験における関連遺伝子の発現量及びフラボノイド(アントシアニン及びフラボノール)の生合成に及ぼす温度及び照明の影響を調査した。ブドウ果皮における十分なアントシアニン蓄積は低温(15 °C)プラス照明処理で観察されたが,高温(35 °C) 又は暗処理は極度にアントシアニン蓄積を抑制した。これはアントシアニン蓄積が低温及び照明に両方に依存することを示す。qRT-PCR解析は,3つのMYB関連遺伝子(VlMYBA1-3, VlMYBA1-2及びVlMYBA2)の温度及び照明に対する応答は,3つの遺伝子の生産物がアントシアニン生合成経路遺伝子を制御する性能を有しているとしても大きく異なることを示した。さらにまた,他のMYB関連遺伝子及び多くのフラボノイド生合成経路遺伝子の発現レベルは温度及び照明によって非依存的に制御された。本研究は,温度及び光条件はフラボノイド生合成経路遺伝子の制御によって果皮のアントシアニン成分に影響を及ぼすことが分かった。本研究結果は,低温及び照明がフラボノイド生合成経路における遺伝子発現に相乗効果を及ぼすことを示唆する。これらの発見は,ブドウ果実における環境因子及びフラボノイド蓄積の間で関係性について新情報を提供する。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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果樹  ,  植物に対する影響 
物質索引 (1件):
物質索引
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