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J-GLOBAL ID:201202255069895692   整理番号:12A1584990

視票の提示位置がプルキンエ効果に及ぼす影響

Effects of Target Positions on Purkinje Effect
著者 (4件):
資料名:
巻: 96  号: 11  ページ: 752-760  発行年: 2012年11月01日 
JST資料番号: G0205A  ISSN: 0019-2341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ヒトの目は,明所視の明るさレベル(明所視レベル)より短波長放射に対する感度が高い。これは,古くからプルキンエ効果として知られている。プルキンエ効果は,薄明視レベルでは錐体に加えてそれより感度のピークが短波長側にある桿体が同時に働くことが原因である。しかし,現行の明所視の測光システムは,薄明視レベルの桿体の働きを考慮していないため,薄明視レベルにおいて,短波長の放射が多いランプが明るさ知覚に及ぼす効果を過小評価している。これに対し,国際照明委員会(CIE)は,2002年,視票の検出などの視作業性に基づいて,錐体の感度に桿体の感度を加えた薄明視の測光システムを構築することを目的として,技術委員会TCl-58を設立した。本研究では,薄明視測光システムの課題を把握するために,道路照明に広く使用されている高圧ナトリウムランプとセラミックメタルハライドランプとを用いて2つの実験を行った。実験1では,視票の視野位置がプルキンエ効果に及ぼす影響を調べることを目的として,分光分布と視票照度が種々異なる照明条件下で視野の異なる位置に提示した視票に対する被験者の反応時間を測定した。実験2では,周辺視野に提示したグレア光源が視票に対する反応時間に及ぼす影響とさらにその影響が薄明視測光システムを実環境に適用する時の問題点について調べるために,実験1で用いた高圧ナトリウムランプとセラミックメタルハライドランプを用いて,視票照度が異なる照明条件下で視野の異なる位置に提示した視票に対する被験者の反応時間を測定した。これらの実験結果から,ランプの明所視効率が同じ場合,暗所視輝度と明所視輝度の比(S/P比)の高い光源を選ぶことにより,薄明視レベルでの周辺視野の視作業性を向上できることがわかった。さらに,ランプの分光分布を明所視効率が高くS/P比が高い分光分布に調節することにより,夜間でも道路の安全を維持する照明用ランプを開発できる可能性を示した。
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分類 (1件):
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測光と光検出器一般 

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