抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最短非ゼロ格子ベクトルを近似する格子ベクトル(近似SVP)を見つける問題は,格子に関係する重大な問題である。いくつかの格子ベース暗号システムの秘密鍵の格子ベクトルを見つけることは,ある困難な近似SVPの解決と等価である。筆者らはそのようなベクトルを非常に短いベクトル(VSV)と呼ぶ。格子基底縮小は,VSVを見つけるための主要なツールである。しかしながら,主な格子基底縮小アルゴリズムは,次元~200以上で格子のVSVを見つけることができない。全数検索は,現在の格子基底縮小アルゴリズムを持つ制限の除去に向けた重要な技術であると考えることができる。しかしながら,全数検索を実行する既知の方法は,比較的低次元の格子で動作することができる。筆者らは,拡張検索空間(ESS)を定義し,ESSでの全数検索が既知のVSVから計算されたパラメータを持つ次元~200以上での格子のVSVを見つけることを可能にすることを実験的に確認した。本論文は筆者らの以前の研究の延長を提示した。筆者らは,既知のVSVなしでパラメータを選択する方法を提示することにより筆者らの手法の実際的な有効性を実証した。また,筆者らは分散検索の有効性を実証した。(翻訳著者抄録)