抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カオス制御は古くから盛んに研究されており,様々な制御手法の提案や実験的検討が行われている。近年,断続動作特性を有する合成力学系において,しきい値に制御入力を加えることによりカオスアトラクタを内在する不安定周期軌道へと安定化させる新たな制御手法が提案され,その有効性が理論的に確認された。しかし,実験系における理論の検証は未だ不十分である。本稿では,先に提案された制御手法を状態・時刻混合型断続回路に適用し,実験的な視点から理論の正当性を確認する。まず,回路モデルとその基本的なスイッチング動作について説明する。次に,制御系の構成について説明する。最後に,シミュレーションおよび回路実装を行い,実験系においてもしきい値を用いたカオス制御が可能であることを示す。(著者抄録)