抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,触針式表面粗さ測定機による表面粗さの測定・評価の方法を中心に解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:表面粗さの測定・評価のニーズと測定機の方式およびISO/JIS規格化の動きなど,2)表面粗さとは:ISO/JIS規格では表面の凹凸,きず,筋目など全てを含んだ表面の幾何学的な状態を総称して”表面性状(Surface texture)”と呼ぶこと,および表面性状の物理的機能,3)表面粗さの評価方法:ISO/JIS規格における断面曲線,粗さ曲線,うねり曲線の3曲線の関係,および実表面からパラメータ導出までの流れ,各曲線の表面性状パラメータの記号(断面曲線はP,粗さ曲線はR,うねり曲線はWから始まるパラメータで,次の記号がパラメータの幾何学的,統計的意味を表すこと),4)表面粗さの測定:被測定物の設置,測定条件の設定(触針先端の形状,測定速度,サンプリング間隔の設定(カットオフ値,先端半径とサンプリング間隔),基準長さ・評価長さ・カットオフ値の決定(粗さパラメータRa,Rz,Rz1max,RSmと基準長さlr,評価長さlnの関係),カットオフ値λcの決定手順,5)表面粗さパラメータ:粗さパラメータとその分類など。