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J-GLOBAL ID:201202255407886432   整理番号:12A1332861

「ロボットは東大に入れるか?」自然言語処理と計算代数の接合による数学問題へのアプローチ

著者 (4件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 483-491  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: X0330A  ISSN: 0912-8085  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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自然言語で記述された数学の問題を理解し,解を求める従来システムの多くは問題領域を限定した上で言語解析と計算処理を一体化していた。本論文では,1)自然言語処理による問題文の意味解析,2)立式,3)ソルバーによる計算処理の実行という手順で数学の大学入試問題に対する答えを求めるシステムについて解説した。まず,二次関数に関する入試問題を対象として実閉体における一階述語論理式に帰着させると,限量記号消去(QE)を適用して解けることを説明し,数式処理システムMaple上のQEソルバーSyNRACを紹介した。次に,1)に対するボトムアップ処理フローとして,i)数式解析,ii)形態素・構文解析,iii)共参照・談話構造解析意味合成,iv)オントロジー・知識ベースを用いたソルバー入力の導出について説明した。i)では数式の記述形式としてMathML(Mathematical Markup Language)を用い,数学オントロジーOpenMathとの対応付けが明確なStrict Content MathMLによって数式の解釈を行う。ii)ではひとまとまりの数式を1単語とみなして日本語組合せ範疇文法に基づく構文解析器を用い,iii)ではλ計算による談話表示構造の導出を行う。i)~iii)によって数学要素の型を判定することで2)の手掛かりとなったり,3)でのソルバー選択に利用できることを示した。
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分類 (3件):
分類
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ロボットの運動・制御  ,  自然語処理  ,  記号処理 
引用文献 (21件):
  • 穴井宏和. QEの計算アルゴリズムとその応用-数式処理による最適化. 2011
  • BACHMAIR, L. Refutational theorem proving for hierarchic first-order theories. Applicable Algebra in Engineering, Communication and Computing. 1994, 5, 3, 193-212
  • BAKER, J. B. Comparing approaches to mathematical document analysis from PDF. ICDAR, 2011. 2011, 463-467
  • BARRETT, C. Satisiability Modulo Theories. Frontiers in Artificial Intelligence and Applications. 2009, 185, 825-885
  • 戸次大介. 日本語文法の形式理論 : 活用体系・統語構造・意味合成. 2010
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タイトルに関連する用語 (5件):
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