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J-GLOBAL ID：201202255532061160   整理番号：12A0259873

超大型コンテナ船用厚手高靭性YP47鋼の開発

著者 (5件)： 白幡浩幸 (新日本製鐵 鉄鋼研) ,  皆川昌紀 (新日本製鐵 鉄鋼研) ,  井上健裕 (新日本製鐵 鉄鋼研) ,  大谷潤 (新日本製鐵 大分製鉄所) ,  船津裕二 (新日本製鐵)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 51  号： 2  ページ： 76-78  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 脆性き裂の発生及び伝播を防止する特性(脆性き裂発生特性,伝播停止特性(またはアレスト性))を向上させるために確立した組織,脆化相制御技術の概要及び開発鋼の特性を紹介した。近年の海上輸送量の増加に伴い,輸送効率化の観点からコンテナ船の大型化が進んでいる。しかし,使用される鋼材が厚くなるので,船体の重量が増加し,溶接作業も難しくなる。従来品よりも高張力であるYP47鋼を開発し,実船に適用した。従来のYP40に比べて,ハッチサイドコーミングの板厚低減と大幅な軽量化となった。鋼材開発においては,高強度化と同時に,脆性き裂に対する安全性の確保が非常に重要である。脆性き裂による構造物の大規模破壊を防ぐためには,脆性き裂の発生防止と,き裂が発生した場合の伝播防止という二段階の考え方を適用した。

シソーラス用語： *コンテナ船 ,  *船舶用鋼 ,  厚板 ,  大型船 ,  脆性 ,  脆性破壊 ,  亀裂発生 ,  亀裂伝搬 ,  亀裂停留 ,  加工熱処理 ,  制御圧延 ,  溶接熱影響部 ,  アーク溶接 ,  降伏強さ
準シソーラス用語： エレクトロガスアーク溶接 ,  島状マルテンサイト

分類 (2件)： 船舶構造・材料  (QJ03020I) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (8件)：

• FUNATSU, Y. Proc. of the 20th (2010) ISOPE Conf. 2010, 102-106
• 吉村信幸. CAMP-ISIJ. 2011, 24, 358
• 前野圭輝. CAMP-ISIJ. 2011, 24, 359
• 金沢正午. 鉄と鋼. 1975, 61, 2589-2603
• 児島明彦. 新日鉄技報. 2004, 380, 2-5

タイトルに関連する用語 (4件)： 大型 ,  コンテナ船 ,  高靭性 ,  開発