抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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温度差発電の基本原理や仕組みについて説明し,複数の具体的な発電方式を紹介した。温度差発電は半導体のゼーベック素子を利用するため,小型化が可能で,耐久性に優れメンテナンス性も良い。従来研究では,ゼーベック素子自体の発電効率向上に関するものが多いが,著者らは温度差に着目して研究している。本稿ではまず,ゼーベック素子の原理と仕組みを概説した。続いて,ヒートパイプを温水と冷水に浸けたディップ形水冷式温度差発電,ロウソクの炎と外気との温度差を利用した空冷式温度差発電であるロウソク発電,災害時を想定して焚き火を用いた空冷式温度差発電である焚き火発電を紹介した。最後に,自動車やバイクの排熱を利用した空冷式温度差発電の展望やガスレンジや給湯器を利用した発電への要望などについて述べた。