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J-GLOBAL ID：201202255969248064   整理番号：12A1555603

IgMのFc受容体(FcμR)を欠損するマウスにおける変化したIgレベルと抗体応答

Altered Ig levels and antibody responses in mice deficient for the Fc receptor for IgM (FcμR)

著者 (9件)： HONJO Kazuhito (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  KUBAGAWA Yoshiki (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  JONES Dewitt M. (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  DIZON Brian (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  ZHU Zilu (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  OHNO Hiroshi (RIKEN Res. Center for Allergy and Immunology, Yokohama, JPN) ,  IZUI Shozo (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  KEARNEY John F. (Univ. Alabama at Birmingham, AL) ,  KUBAGAWA Hiromi (Univ. Alabama at Birmingham, AL)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 39  ページ： 15882-15887  発行年： 2012年09月25日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抗体のFc受容体の中で最も新しく発見されたIgMに対するFc受容体(Fc受容体μ)のマウスにおける発現分布と機能を,その遺伝子であるFcmrを破壊したマウスを用いて研究した。Fcmr欠損マウスでは,B細胞とT細胞の発生に異常はなかったが,辺縁体B細胞が減少し,脾臓のB1 B細胞はやや増加していた。免疫していない変異マウスでは,血中のIgM量が正常マウスより有意に高かった。弱毒化肺炎球菌で免疫すると,細胞壁成分であるホスホリルコリンに対する抗体産生が,正常マウスに比べて高くなる傾向を示した。一方,ハプテンであるニトロフェニルに対する一次抗体産生は,変異マウスで大きく低下していた。これらより,FcμRはIgMの恒常性や体液性免疫応答の制御に重要な役割を果たしていることを示唆した。

シソーラス用語： マウス ,  *Fc受容体 ,  *免疫グロブリンM ,  ノックアウトマウス ,  *抗体産生 ,  ハプテン ,  ホメオスタシス ,  肺炎球菌 ,  細菌抗原 ,  表現型 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール ,  B細胞
準シソーラス用語： Bリンパ球 ,  B1細胞 ,  *Fcμ受容体 ,  感染免疫

分類 (2件)： 免疫反応一般  (ED03010T) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： ホスホリルコリン

タイトルに関連する用語 (6件)： IgM ,  Fc受容体 ,  欠損 ,  マウス ,  抗体 ,  応答