抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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液体燃料焚きガスタービンの希薄・予混合・予蒸発(LPP)バーナにおける二段燃焼と多孔噴射による燃焼特性と音響干渉を実験的に調べた。初めに加圧燃料噴射パイロット・ノズルおよび多孔燃料噴射と空気スワーラのテークオフ段で構成するバーナ,および直方体燃焼チャンバーの実験装置の概要を示した。パイロット段およびテークオフ段の燃料流量比を変えて,OH平面レーザ誘起蛍光法,高速粒子イメージ流速計,位相ドップラー流速計,マイクロフォン等を用いて流速分布,液滴分布,火炎構造,音圧分布とスペクトル等を計測して,パイロット燃料流量/全燃料流量の比(ステージ・ファクタα)を用いてデータ整理した。αが60%のパイロット燃料主体の場合にはV型火炎が噴射ノズル部で安定化し,同20%のテークオフ段主体の条件では燃焼チャンバー内へM型火炎が拡大すること,およびαの増減でヒステリシス特性を示すこと等が分かった。また音響解析の結果,音響-火炎連成により流速場と噴霧液滴分布に300~330Hzの低周波振動が発生すること,および燃料ラインの大振幅圧力変動の燃焼チャンバーへの伝播に伴うテークオフ段主体のM型火炎内の流速の位相シフトによって噴霧の微粒化,蒸発等の挙動が変化することが分かった。