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J-GLOBAL ID：201202256335307706   整理番号：12A1600913

アサリ増殖基質としてのカキ殻加工固形物「ケアシェル」の利用

著者 (8件)： 長谷川夏樹 (水産総合研究セ 増養殖研) ,  長谷川夏樹 (水産総合研究セ 北海道区水研) ,  日向野純也 (水産総合研究セ 増養殖研) ,  井上誠章 (水産総合研究セ 増養殖研) ,  藤岡義三 (水産総合研究セ 増養殖研) ,  小林節夫 (ケアシェル) ,  今井芳多賀 (ケアシェル) ,  山口恵 (ケアシェル)
資料名： 水産技術  (Journal of Fisheries Technology)
巻： 5  号： 1  ページ： 97-105  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： L8256A  ISSN： 1883-2253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,アサリ資源の回復と水産廃棄物のカキ殻の有効利用を目的として,カキ殻粉末を利用したアサリ漁場造成試験を行った。三重県鳥羽市のアサリ漁場にカキ殻加工固形物「ケアシェル」を網袋とともに敷設し,アサリ増殖試験を実施した。その結果,「ケアシェル」の敷設による個体密度の増加は認められなかった。しかし,敷設区のみで大型(10mm以上)の個体が出現した。一方,敷設の有無にかかわらず,流動環境による堆積物や稚貝の移動は少なかった。

シソーラス用語： *アサリ ,  *漁場 ,  産業廃棄物 ,  回復 ,  *貝殻 ,  自然環境 ,  生息密度
準シソーラス用語： *カキ殻 ,  *漁場造成 ,  資源回復 ,  水産廃棄物 ,  底質環境

分類 (3件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  水産土木  (FH01030O) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

引用文献 (8件)：

• 1) 町口裕二(2006)日本のアサリを増やすために~アサリ資源全国協議会の提言~.日水誌,72,766-771.
• 2) 桑原久実(2009)底質の安定性からみた好適なアサリ生息場環境水産学シリーズ161アサリと流域圏環境 伊勢湾・三河湾での事例を中心として伊勢(生田和正・日向野純也. 桑原久実・辻本哲郎編),恒星社厚生閣,東京,61-70 pp.
• 3) 柿野純(2006)アサリの減耗に及ぼす物理化学的環境の影響に関する研究.水産工学43,ll7-130 pp.
• 4) BISHOP, M. J. and CHAPMAN M. G.(2004)Managerial decisions as experiments: an opportunity to determine the ecological impact of boat-generated waves on macrobenthic infauna. Estuari., Coast. Shelf Sci. 61, 613-622.
• 5) BISHOP, M. J. (2007) Impacts of boat-generated waves on macroinfauna: Towards a mechanistic understanding. J. Exp. Mar. Bio .Ecol. 343, 187-196.

タイトルに関連する用語 (6件)： アサリ ,  増殖 ,  基質 ,  カキ殻 ,  固形物 ,  シェル