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J-GLOBAL ID：201202256357401331   整理番号：12A1112113

植物原料と化学工学 非食糧系バイオマス(ジャトロファ油)のバイオディーゼル燃料への利用

著者 (1件)： 山根浩二 (滋賀県大 工)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 76  号： 8  ページ： 455-457  発行年： 2012年08月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオディーゼルの生産は,欧州では菜種の,米国では大豆の余剰生産の価格調整と農業振興政策によって進められてきた。しかし,近年の世界的な原油高騰とバイオディーゼル燃料需要の拡大にともなって,食用の菜種油,大豆油,パーム油の相場も急上昇し,燃料と食料の競合が問題となってきている。燃料と食料の競合への対応には,非食用の油脂植物を原料としたバイオディーゼルの生産が不可欠である。非食用の油糧植物の名称と含油率を示した。これらの多くは,まだ未利用の油脂植物である。この中で,近年,毒性を有するジャトロファクルカス(和名:ナンヨウアブラギリ)が注目されている。本稿では,非食用のジャトロファ油を原料とした脂肪酸メチルエステルの製造の方法,燃料性状や毒性,ディーゼル機関での燃焼特性などに関する最新動向,今後の可能性について述べた。ジャトロファ油とは,ジャトロファ油からのバイオディーゼル製造・燃料性状・エンジン特性などについて解説した。

シソーラス用語： *植物 ,  *原料 ,  *化学工学 ,  *バイオマス ,  *トウダイグサ科 ,  *ディーゼル燃料 ,  *生物燃料 ,  原油 ,  増加 ,  カルボン酸エステル ,  製造 ,  毒性 ,  燃焼特性 ,  *バイオディーゼル燃料 ,  ナンヨウアブラギリ ,  脂肪酸メチルエステル ,  *タイワンアブラギリ属
準シソーラス用語： *ジャトロファ属 ,  価格高騰

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  液体燃料工業  (YE03000F) ,  化学工学一般  (XA01000E)

引用文献 (10件)：

• HELLER, J. Physic nut, Jatropha curcus L. 1996, 66
• 山根浩二. 自動車技術会論文集. 2008, 39, 2, 237-242
• DORADO, M. P. Trans. of the ASAE. 2002, 45, 3, 525-529
• GRAHAM, I. Center for Novel Agriculture Products, Univ. of York. http://www.york.ac.uk
• HAAS, W. J. Nat. Prod. 2002, 65, 1434-1440

タイトルに関連する用語 (6件)： 植物原料 ,  化学工学 ,  食糧 ,  バイオマス ,  ジャトロファ油 ,  バイオディーゼル燃料