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J-GLOBAL ID:201202256559007945   整理番号:12A0754346

業務用電化厨房にふさわしい換気設計手法に関する研究(その3)-排気フードの捕集率に及ぼす擾乱発生板の移動頻度と速度の影響-

著者 (3件):
資料名:
号: R11023  ページ: 26P  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: L1889B  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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厨房換気に関わる研究においては,調理者の移動による空気の乱れ(気流擾乱)が重要な要素となる。気流擾乱によって,調理機器から出る熱や湯気,油煙などが排気フードへ捕集されることが妨げられるからである。気流擾乱の疑似発生手法として,人体を模擬した板(擾乱発生板)を,1分に15回の移動頻度で,速度を0.5m/sとして,調理機器の前で,繰り返し動かす手法(ノルドテスト)がある。一方で,業務用電化厨房の場合について,調理者が調理機器前を横切る頻度は最大でも5分に16回とノルドテストより小さく,速度は1.2m/sとノルドテストより大きいとの実厨房での調査事例がある。必要な換気量を減らすことができれば,換気と空調に係るエネルギー使用量の削減につながることから,本稿では,排気フードの捕集率に及ぼす擾乱発生板の移動頻度と速度の影響を明らかにする。擾乱発生板の大きさ,調理機器との位置関係,移動幅のいずれもノルドテストと同じ構成として,移動頻度および速度を可変にした擾乱発生装置を準備し,熱上昇流が弱い機器として揚げ物器を,熱上昇流が強い機器として茄で麺器を例にとり,排気フードの捕集率を測定した。その結果,揚げ物器では,擾乱発生板の移動頻度と速度をノルドテストと同じにすると,捕集率は70%となり,一方,実厨房の実測例に合わせて擾乱発生板を動かすと,捕集率は92%となった。茹で麺器では,それぞれ,93%,98%となった。これらから,ノルドテストの手法で生じる気流擾乱は,実厨房で調理者の横切りよって生じる気流擾乱よりも強い可能性が示唆された。
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建物内の給排水・衛生設備 
引用文献 (20件):
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