抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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反作用効果は,効率向上によるエネルギー消費の低減において,行動的に誘起される相殺を計るものである。本研究では,1997年から2009年の間にドイツで収集した家庭旅行日誌データについてパネル推定および分位回帰法の両者を使い,自家輸送における反作用効果の不均一性を検討した。平均の反作用効果は57%から62%の範囲となり,この筆者らの結果はFrondel,PetersおよびVance(2008)による最近のドイツの結果と対応したが,しかしその他の研究で得られている値よりかなり大きかった。さらに筆者らの分位回帰結果は,推定した燃料価格弾性の大きさ-これから反作用効果を導くことができる-は家庭の走行運転強度に逆に依存することを示した。すなわち車の走行距離の小さい家庭は燃料価格弾性,従ってまた反作用効果を示し,これらの値は車の走行距離が大きい家庭の値より著しく大きかった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.