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J-GLOBAL ID:201202256796164290   整理番号:12A1099906

淡水と海水中の無機ウランの測定のための二酸化チタンをベースとするDGT技術の評価

Evaluation of a titanium dioxide-based DGT technique for measuring inorganic uranium species in fresh and marine waters
著者 (7件):
資料名:
巻: 97  ページ: 550-556  発行年: 2012年08月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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淡水中の溶解したウラン(U)の測定のための新しいDGT(Diffusive gradients in a thin film)技術について報告した。新しい方法は,既に紹介した結合相,Metsorb(二酸化チタンをベースにした吸着剤)を利用している。この結合相をよく用いられるChelex-DGT法と比較し,評価した。バッチ式の実験ではMetsorbに溶解しているUの定量的な消費(100±3%)が示され,95%の溶出効率が1molL-1NaOH/1molL-1H2O2の混合溶液を用いて得られた。DGT測定を検証するとMetsorbにより蓄積したUの質量は,時間とともに,pH3.0-8.1の範囲で直線性(R2≧0.98)を示した。測定した有効拡散係数はpHに依存しており,その値は2.74-4.81×10-6cm2s-1の範囲内であり,このことは文献値とよく一致していた。Uの消費率が0.01molL-1以下のNaNO3 濃度における拡散係数に対してはイオン強度は影響がなかった。しかし,0.1molL-1NaNO3,0.7molL-1NaNO3のそれぞれの濃度においては,U濃度は18%,24%と低く評価された。人工的につくった淡水に対してMetsorb-DGTを用いた時,溶解したU濃度(CDGT/CSol=1.05)の確かな結果をもたらしていた。一方,Chelex-DGTは溶解したUの濃度(CDGT/Csol=0.76)を極端に低い評価結果となった。Metsorb-DGTは人工的な淡水中に8時間設置した後では確かな結果が得られることが判明しているが,より長時間の設置では競争効果になることがわかっている。淡水の流れ(クーメラ川)などのような自然の淡水中のUを測定するためには,Metsorb-DGT法が有効であることが確認されている。しかし屋外の設置は,水の組成やpHとともにウラン種に大きな変化の可能性があるので,更なる評価が必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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天然水の各種分析  ,  各種物理的手法 
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