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J-GLOBAL ID：201202256812903421   整理番号：12A0302324

乾燥地の穀物の根圏における抗生物質のフェナジン-1-カルボン酸の蓄積

Accumulation of the Antibiotic Phenazine-1-Carboxylic Acid in the Rhizosphere of Dryland Cereals

著者 (8件)： MAVRODI Dmitri V. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  MAVRODI Olga V. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  PAREJKO James A. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  BONSALL Robert F. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  KWAK Youn-Sig (Washington State Univ., Washington, USA) ,  PAULITZ Timothy C. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  THOMASHOW Linda S. (Washington State Univ., Washington, USA) ,  WELLER David M. (Washington State Univ., Washington, USA)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 78  号： 3  ページ： 804-812  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コロンビア高原の少雨(年降水量<350mm)地域と隣接の多雨地域で,常在性フェナジン生産(Phz⁺)Pseudomonas属細菌の地理分布と,コムギ根圏での抗生物質フェナジン-1-カルボン酸(PCA)の蓄積を測定した。調査地点のいずれでもこの細菌が存在し,各地点での平均菌数は根の乾燥重量1g当たりlog3.2~log7.1の範囲にあった。線形回帰分析で,この細菌のいる植物の割合は年降水量と逆相関した(r²=0.36,P=0.0001)。調査地点29箇所のうち26箇所で根圏のPCA濃度はnMレベル以上であり,この細菌の密度と相関した(r²=0.46,P=0.0006)。自然界で実際にこのような相関を初めて示すことができた。この抗生物質の濃度は種内と種間のコミュニケーションとして利用できるだけでなく,感受性な生物を抑えるのに充分である。

シソーラス用語： *抗生物質 ,  *Pseudomonas ,  生息密度 ,  根圏 ,  コムギ ,  ワシントンD.C. ,  年雨量 ,  回帰分析 ,  調査 ,  濃度測定 ,  *屋外
準シソーラス用語： コロンビア区 ,  線形回帰分析 ,  野外調査

分類 (1件)： 微生物の生態  (EG03040J)

物質索引 (1件)： フェナジン-1-カルボン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： 乾燥地 ,  穀物 ,  根圏 ,  抗生物質 ,  フェナジン-1-カルボン酸 ,  蓄積