抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モザンビークでは,家庭はその照明や調理の必要を満たすためエネルギー資源のミックスを使用し,富裕な家庭の場合には冷蔵のようなその他の需要にも使用する。家庭エネルギーミックスは資源の価格に依存し,また家庭がこれらの需要を満たすに必要なエネルギー消費家具に投資する能力にも依存する。2002/3年にモザンビークで実施した家庭調査(IAF)のデータに基づき,本論文ではDeatonが開発した計量経済的方法を使い,家庭エネルギー需要の価格および所得弾性を計算した。これらの計算は国レベルで全家庭について行い,都市部および農村部について差を求め,また北部モザンビークの家庭について計算した。計量経済定式化では,家庭当りエネルギー家具の所有に対する代用を使い,エネルギー需要に対する資産所有の影響の評価が簡略にできるようにした。5種類の個別家庭用資源について自己および交差価格弾性を求めた。薪や木炭(弾性がそれぞれ-0.41および-0.28)のような低品位資源は,蝋燭,灯油および電力(それぞれ-0.88,-0.79および-0.60)より弾性が小さかった。所得弾性はそれぞれ0.45,0.32,0.93,0.84および0.69であり,薪と木炭は所得変動に対する反応が少なく,蝋燭と灯油が最も反応が大きいものとなった。家庭のエネルギー転換に影響する因子についてもコメントした。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.