抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Webプログラミングの教育・学習環境の構築は人的,金銭的,時間的なコストが大きく,セキュリティやコストパフォーマンス的に問題がある。本論文では,環境導入面で独学独習が難しいサーバサイドプログラミングを対象に,USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリから起動するLinuxシステムを構築した。軽量のLinuxシステムディストリビューションとしてCrunchBang Linuxを用い,1)元データとなるUSBフラッシュメモリへのLinuxのインストール,2)ApacheウェブサーバとPHP(Hypertext Preprocessor)処理系のインストール,3)実験に使用するノートパソコンの無線ネットワーク機器のドライバ消去,4)ノートパソコンのHDDへの書き込み禁止,5)元データのイメージの学生配布用USBフラッシュメモリへの書き込みという手順で実験環境を整備した。学生は外部へのネットワーク接続を切った状態のノートパソコン上で各自がウェブサーバを起動し,各コンピュータのローカルホストアドレスに接続してサーバサイドプログラムを実行できる。実際にPHPプログラムの基本的な文法に関するプログラミング課題や,ウェブページと連動してフォームからデータを受け取って加工・表示する課題を実施させ,アンケートによって良好なプログラミング環境を提供できることを確かめた。