抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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阪神・淡路大震災による神戸商船大学関係者の死亡者は計12人で,負傷者は計30人であった。震災で大学側が肉体的にも精神的にも一番大変だったのは避難住民の収容の仕事であった。地震発生当日,近隣の住民が続々と避難をしてきてその数は千数百人とされた。次いで精神的に大変であったのは遺体の収容であった。遺体の数はピーク時には160体にも及んだ。航海訓練所の練習船は1月23日から1月31日の9日間に銀河丸,北斗丸,海王丸の3隻が3日間ごとに引き継いで,本学ポンド沖に投錨して舟艇で救援物資を荷揚げした。東京商船大学の汐路丸は,神戸港沖に投錨して神戸大学へ薬品搬送した。神戸大学理学部の調査実習船「おのころ丸」は小形挺であるので,本学ポンド内に十分繋留することができた。神戸商船大学の深江丸は,震災直後から船室を仮設宿泊施設として開放した。