抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
屋外暴露試験は試験条件が実際使用環境に近い促進劣化処理試験と考えられ,その結果は耐久性能の把握に重要である。しかし屋外暴露試験には,同一のパネルを用いて試験を行っても暴露試験地によって結果が異なるという大きな弱点がある。地域差が生じる要因として,地域ごとの気象条件の違いが考えられる。そこで,地域ごとの気象条件を基に「パネル劣化に及ぼす気象因子の影響力」を劣化外力と考えた。本研究ではまず,地域差を定量化するためパネルごとの劣化速度を算出した。これにより木質パネルの劣化の程度を数値で比較することができ,劣化速度には地域差が現れることが明確となった。その後,暴露地域の気温,降水量,日照時間,湿度を用いて算出した劣化外力と,屋外暴露試験結果との相関性を検討した。その結果,各気象パラメータが木質パネルの劣化に及ぼす影響力を把握することができ,高い相関性を持った劣化外力を算出することができた。(著者抄録)