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J-GLOBAL ID：201202256990572579   整理番号：12A1758522

亜硝酸リチウムを用いたPCグラウト充てん不足部の新しい補修方法の腐食抑制効果と実橋への適用事例

Repair Performance of Re-injecting of LiNO₂-containing Solution and Grout into Incomplete Grouting Area and Its Example of Application to an Actual PC Bridge

著者 (4件)： 鴨谷知繁 (ピーエス三菱 技術本部) ,  蝦名崇宏 (ピーエス三菱) ,  青山敏幸 (ピーエス三菱 技術本部) ,  森川英典 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 50  号： 12  ページ： 1084-1091  発行年： 2012年12月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,ポストテンション方式の既設PC橋におけるグラウト充てん不足部に,凍結防止剤に起因するCl^-が侵入し,構造安全性を確保する上で重要なPC鋼材において腐食や破断が報告されている。そこで,筆者らはこれらの腐食したPC鋼材に対して,亜硝酸リチウム水溶液の注入と亜硝酸リチウム添加補修材の充てんによる新しい補修方法を提案した。本稿では,本補修方法の腐食抑制効果実験の概要と実橋への適用事例について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *リチウム化合物 ,  *亜硝酸塩 ,  プレストレストコンクリート構造 ,  *グラウト ,  故障 ,  *修理 ,  腐食抑制作用 ,  事例研究 ,  補強工事 ,  実証実験 ,  早強セメント ,  *電位分布 ,  イオン ,  劣化 ,  緊張材 ,  PC鋼材 ,  温度依存性 ,  ポストテンショニング ,  ケーブルシース ,  不動態化 ,  *PC橋
準シソーラス用語： *亜硝酸リチウム

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (17件)：

• 鴨谷知繁. 凍結防止剤により腐食したPC鋼材のグラウト再注入補修方法の検討, コンクリート構造物の補修, 補強. アップグレード論文報告集. 2011, 11, 521-528
• 鴨谷知繁. 凍結防止剤が侵入したグラウト充てん不足部のPC鋼材腐食に対する亜硝酸リチウムを用いた補修の性能評価. コンクリート工学年次論文集. 2012, 34, 1, 1006-1011
• 鉄道総合技術研究所. PCグラウトの再注入等補修マニュアル(案). 2002
• 日本道路公団試験研究所. PC橋の耐久性能向上技術に関する研究, 共同研究報告書. 2003
• 近藤拓也. 腐食したPC鋼材へのグラウト補修工に関する基礎的研究. 第19回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集, 2010. 2010, 205-208

タイトルに関連する用語 (8件)： 亜硝酸リチウム ,  PCグラウト ,  充てん ,  補修 ,  腐食 ,  抑制効果 ,  実 ,  適用事例