文献
J-GLOBAL ID:201202256993075975   整理番号:12A0876087

フィタン酸は幼若ラット心臓のミトコンドリア恒常性を乱す:Refsum病における心筋症の可能な病態

Phytanic acid disturbs mitochondrial homeostasis in heart of young rats: a possible pathomechanism of cardiomyopathy in Refsum disease
著者 (9件):
資料名:
巻: 366  号: 1-2  ページ: 335-343  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
フィタン酸(Phyt)は,Refsum病患者の組織および体液に蓄積する。心筋症はこの疾患の重要な臨床所見であるが,心臓障害に機構は不明である。ここで,幼若ラット心臓における酸化ストレスの重要なパラメータに対するPhytのin vitro効果を研究した。Phytはチオバルビツール酸反応産物レベル(P<0.001)およびカルボニル形成(P<0.01)を有意に増加させ,この脂肪酸が脂質および蛋白質酸化障害をそれぞれ誘導することを示唆した。対照的にPhytはスルフィドリル酸化を変化させなかった。Phytはグルタチオン濃度を減少した(P<0.05).更にPhytは2′,7′-ジクロロフルオレセイン酸化(DCFH)を増加させ(P<0.01),活性酸素生成を反映した。また誘導脂肪および蛋白質障害,GSHレベルの減少とDCFH酸化の増加は活性酸素スカベンジャーメラトニン,トロロックス,GSHにより抑制されたが,一酸化窒素阻害剤によってはされず,活性酸素がこれら効果に関与していることを示唆した。次にPhytが心臓上清のNADH-チトクロームcオキシドレダクターゼ(複合体I-III)活性を強く阻害し(P<0.001),心臓ミトコンドリアの膜電位およびNAD(P)Hプールを減少し,Phytが代謝阻害剤および電子伝達系のアンカップラーとして作用することを示唆した。それ故,Phytにより誘導される細胞エネルギーおよび酸化還元ホメオスタシスの撹乱はRefsum病患者で見られる心筋症に寄与するであろう。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  先天性疾患・奇形一般  ,  循環系の疾患 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る