密集は中間体安定性を調整することによりβヘアピンの折畳みキネティクスを変化させる

KURNIAWAN Nicholas A.; ENEMARK Soren; RAJAGOPALAN Raj

文献

J-GLOBAL ID：201202257057573277 整理番号：12A1022575

密集は中間体安定性を調整することによりβヘアピンの折畳みキネティクスを変化させる

Crowding Alters the Folding Kinetics of a β-Hairpin by Modulating the Stability of Intermediates

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資料名：
巻： 134 号： 24 ページ： 10200-10208 発行年： 2012年06月20日
JST資料番号： C0254A ISSN： 0002-7863 CODEN： JACSAT 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

低分子量de novoβヘアピンを用いて,密集環境が蛋白質折畳み動態やキネティクスに及ぼす影響を解析した。密集環境が新規折畳み中間体や誤った折畳み構造を誘導することは無かったが,コンパクトの構造を促進し,近接可能な立体配座空間を減少させた。密集容積は折畳み中間体の安定性に影響し,鎖間相互作用と中間体構造遷移がその原因と推定された。密集容積が20%未満では自然回転が亢進されて折り畳みが亢進されるが,その数値が高くなると自然回転が阻止され折畳み中間体がキネティックトラップとして再出現した。密集条件下での折畳みでは,立体配置空間の減少とキネティクストラップ導入の競合が重要な鍵を握ることを示唆した。

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分子構造

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