抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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YBa
2Cu
3O
7-δ(YBCO)膜における人工ピン止め中心(APC)の成長を調べ,YBCO膜の成長モードに起因するナノロッドの曲がりについて検討した。透過型電子顕微鏡(TEM)により膜の格子像を,原子間力顕微鏡(AFM)により膜の結晶粒,結晶粒系を測定した。初期成長のとき膜は層ごと成長モードで成長した。初期成長段階後,膜表面は次第に粗くなり,膜がStranski-Krastanov成長モードで成長することを示している。中央部にらせん転位をもつ結晶粒は中央が凸になった形状をもち,中央のらせん転位の中心からステップとテラスが広がっている。ナノロッドは膜表面に垂直になるように曲がるため,周辺に向かった曲がることになる。その結果として,結晶粒が際立った膜内に形成されたナノロッドは,花火構造をもち,中心部から周辺部へと曲がったナノロッドとなる。