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J-GLOBAL ID:201202257311673368   整理番号:12A0705731

インターロイキン-1βと低酸素に対する関節および鼻の軟骨細胞を用いたヒトの人工軟骨の応答

Response of Human Engineered Cartilage Based on Articular or Nasal Chondrocytes to Interleukin-1β and Low Oxygen
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号: 3-4  ページ: 362-372  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: W1690B  ISSN: 1937-3341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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先行研究により,ヒトの鼻の軟骨細胞(HNC)は関節の軟骨細胞(HAC)よりも高い増殖能と軟骨形成能を示すことが報告されており,関節軟骨欠損の修復へのHNCの応用の可能性が示されているが,損傷した関節に典型的な環境因子に暴露された時のHNCの反応については分かっていない。本研究では,インターロイキン(IL)-1βおよび低酸素に対するHNCおよびHACの応答について検討した。同じドナーから採取したHACとNHCをin vitroで増殖させた後,ペレットあるいはコラーゲン足場中で19%および5%の酸素濃度下で培養し,得られた組織をIL-1βに3日間曝露した。IL-1β処理後,HACとHNCにより生成した構築物において,一過性のグリコサミノグリカン(GAG)の消失とメタロプロテアーゼ(MMP)-1およびMMP-13の持続的な産生増加が認められた。II型コラーゲンとアグリカンの潜在性断片はGAGとMMPの産生と一致した傾向を示した。HNCを用いた構築物ではIL-1βを除去すると効率的な回復が認められ,HACを用いた構築物よりも高レベルのGAGの蓄積が起こった。HACは低酸素培養に対してポジティブな応答を示したが,HNCは酸素濃度にあまり影響を受けなかった。以上より,手術後の関節の環境を模倣する条件下で,HNCはHACと同等以上の組織形成能を有していることが示され,軟骨の組織工学における細胞供給源としてのHNCの有用性が示唆された。
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分類 (3件):
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生体代行装置  ,  骨格系  ,  基礎治療学 

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