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J-GLOBAL ID:201202257365351218   整理番号:12A1032561

中国北西部,中国アルタイにおける石炭紀のマントル由来の珪長質貫入岩:付加造山帯の地球力学的変化についての推論

Carboniferous mantle-derived felsic intrusion in the Chinese Altai, NW China: Implications for geodynamic change of the accretionary orogenic belt
著者 (7件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 681-698  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: W2249A  ISSN: 1342-937X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,中国アルタイ北西部,Tuokesalei地域における花崗閃緑岩とそれらの苦鉄質微細粒状包有物(MMEs)についての全岩Sr-Nd,ジルコンのU-Pb,及びHfの同位体組成について,主要及び微量元素データと併せて報告する。花崗閃緑岩は,比較的高いSiO2(64.4から70.9wt.%)と低いMgO(0.75から1.97wt.%)含量の,過アルミナ質組成(A/CNK=1.01-1.45)で特徴づけられる。これらの岩石は,低い希土類元素総含量(67-187ppm),弱い負のEu異常,マントルに似た全岩Nd-Sr同位体組成(εNd(t)=+2.5から+4.5;(87Sr/86Sr)i=0.7038から0.7048)とジルコンεHf(t)値(+5.93から+12.9)を示す。MMEsは大量の火成角閃石と針状燐灰石を含み,低いSiO2(51.7から54.3wt.%)及び高いMgO(2.86から3.75wt.%)とREE含量(162-298ppm)を有する。また,中程度の負のEu異常(Eu/Eu*=0.40-0.60)と,やや枯渇~富化したLREE((La/Nd)N=0.74-1.41),フラットなHREE((Gd/Yb)N=1.16-1.39)パターンを特徴とする。MMEsの全岩Nd-Sr同位体組成(εNd(t)=+2.6から+2.7,(87Sr/86Sr)i=0.7034-0.7050)は母岩である花崗閃緑岩と似ている。それらの晶出年代,鉱物組合せ,同位体組成が似ていることから,MMEsは早期晶出相で,母岩のマグマが上昇し定置する間に小片に分解されて浅所に運ばれたと考えられる。それらの先駆的マグマは著しくNd-Taに枯渇するという特徴を有する海洋リソスフェアマントルに由来するのだろう。ジルコンU-Pb年代は母岩の花崗閃緑岩で313±5Ma,MMEsで313±3Maである。本研究は,この地域では付加造山過程は後期石炭紀からペルム紀までには,完全には終っていなかったことを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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深成岩  ,  岩石圏の地球化学一般 

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