文献

J-GLOBAL ID：201202257412425330   整理番号：12A1564435

電磁ホーン型/共振器型 総合ESR装置開発と応用計測

著者 (4件)： 小林正 (大分大 工) ,  大賀恭 (大分大 工) ,  戸高孝 (大分大 工) ,  上田徹 (大分大 医)
資料名： 電子スピンサイエンス
号： 19  ページ： 88-93  発行年： 2012年10月03日 
JST資料番号： L7828A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ESR試料セルを共振器から電磁ホーンに換えた電磁ホーン型ESRを稼働させて8年が経過した。この間,K-,X-,L-バンド電磁ホーン型ESR装置を開発し,感度向上のためにマイクロ波透過方式から反射方式に改造し,さらに多くの改良を加えることにより初動時に比べて感度を3桁以上向上させた。感度改善により多くの新規ESR応用計測法を開発することができた。従来からの磁場掃引に加えて,本格的な周波数掃引ESR計測も可能になり,周波数掃引ESRスペクトルの位相制御にもある程度成功している。これまでに行った応用例として,K-バンド電磁ホーン型ESRによる方解石CaCO₃:Mn(2)単結晶のESRスペクトル,抗酸化剤ビタミンCによるTEMPO水溶液中のTEMPOラジカル消去の時間依存性,単2型マンガン乾電池の放電時における炭素ラジカルとMn(2)イオン強度の変化などの実験結果について紹介した。

シソーラス用語： *ESR【磁気共鳴】 ,  *開発 ,  共振器 ,  *感度 ,  *反射 ,  ラジカル ,  炭酸カルシウム ,  ドーピング ,  マンガン ,  ラクトン ,  第二アルコール ,  ポリオール ,  水溶性ビタミン
準シソーラス用語： *装置開発 ,  *電磁ホーン型ESR ,  マイクロ波反射

分類 (1件)： 電子スピン共鳴一般  (BM07021V)

物質索引 (2件)： ビタミンC ,  TEMPO

引用文献 (12件)：

• 1) 小林正,須原正彦,原秀元,固体物理,20 No.1 (1985) 44-51.
• 2) 小林正,町田光男,固体物理,42No.9 (2007) 535-549.
• 3) 小林正,須原正彦,青野茂行,原秀元, 日本結腸学会誌,28(1986)226-236.
• 4) Poole C. P., Jr., Electron Spin Resonance, John Wiley & Sons, 1967.
• 5) Ohya-Nishiguchi H., Sugito S., Hirota N., J. Magn. Reson. 68 (1986) 40-51.

タイトルに関連する用語 (6件)： 共振器 ,  総合 ,  ESR装置 ,  開発 ,  応用 ,  計測