抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:食物繊維摂取はアメリカ心臓学会,医学研究所およびその他グループのガイドラインの一部として何年も推奨されてきた。成人の食物繊維推奨十分摂取量は25~38g/日(14g/1,000kcal)である。目的:過去10年間の成人の1日当たり平均食物繊維摂取量を調べ,国の目標へ向かっての進歩状況を記録すること。計画:国民健康栄養調査の18歳以上の成人の横断的加重データ。参加者/設定:データは国立健康統計学センターで実施された,アメリカ合衆国に住む18歳以上で入院しておらず,国民代表的,複合,マルチ段階,確率ベースの人々の調査から集めた。主要測定項目:1999~2008年までの連続調査の2年ごとのグループ分けに基づいたUS国民による食物繊維摂取量。結果:1999~2008年の平均1日食物繊維摂取量は15.6g/日で,2001~2002年は16.1g/日,2003~2004年は15.5g/日,2005~2006年は15.8g/日,2007~2008年は15.9g/日であった。肥満者(BMI≧30)は正常体重者または過剰体重者より繊維摂取量が少なかった(それぞれ14.6~15.4g/日および15.6~16.8g/日;P<0.0001)。メキシコ系アメリカ人は1999~2000年に非ヒスパニック系白人より有意に多く摂取していた(18.0 vs 16.1g/日;P<0.05)が,メキシコ系アメリカ人の摂取量はずっと増加しなかった(2007~2008年に17.7g/日)。非ヒスパニック系黒人の繊維摂取量は開始時12.5g/日で,2007~2008年の13.1g/日まで徐々に増加した。結論:食物繊維摂取量は過去10年間に国の目標まで増加しなかったが,健康および社会的因子による差がみられる。さらなる臨床実践および国民健康政策が必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.