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J-GLOBAL ID：201202257444637402   整理番号：12A0087948

リスクの語られ方 低線量被ばくとどう向き合うか

著者 (1件)： 石田葉月 (福島大)
資料名： 科学  (Science Journal Kagaku)
巻： 82  号： 1  ページ： 0077-0080  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： F0094A  ISSN： 0022-7625  CODEN： KAGTA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所の事故により,広範囲の地域が放射性物質により汚染された。だが,街ゆく人々の様子から窺える見かけ上の平穏とは裏腹に,放射能汚染がもたらした根深い問題は,依然として我々の目の前に横たわっている。本稿では,そのような問題について整理してみたい。放射能汚染地域に住む人々が少しでも安心した生活を送れるように支援することは,行政の重要な役割である。しかしそれは,都合の悪い情報を隠して安全キャンペーンを繰り広げたところで実現されるものではないし,むしろ逆効果である。低線量被爆のリスクを矮小化し,安易な安全宣言を繰り返す行政は,必ず信頼を失う。信頼されない行政のもとでは,地域住民および国民一丸となった復旧・復興など不可能である。

シソーラス用語： *リスク ,  *放射線量 ,  *放射線被曝 ,  発電所 ,  事故 ,  放射性物質 ,  汚染 ,  放射能汚染 ,  行政 ,  信用 ,  住民 ,  人間 ,  復旧 ,  回復
準シソーラス用語： *線量 ,  *被曝 ,  福島第一原子力発電所 ,  信頼 ,  地域住民 ,  国民 ,  復興

分類 (1件)： 社会問題  (MA01070S)

タイトルに関連する用語 (2件)： リスク ,  低線量被ばく