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J-GLOBAL ID:201202257558850386   整理番号:12A0726610

カルスから胚まで シクラメンにおける不定胚の発達及び成熟に関するプロテオーム的見解

From callus to embryo: a proteomic view on the development and maturation of somatic embryos in Cyclamen persicum
著者 (4件):
資料名:
巻: 235  号:ページ: 995-1011  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,シクラメンの不定胚形成における経路にしたがったプロテオーム構造は,2つの目的について高分解能二次元-SDS-PAGEによって分析した。2つの目的は,(1)シクラメン属の不定胚形成期の有意な生理的過程を確認すること,(2)不定胚の成熟化を改善することである。したがって,魚雷型胚に及ぼす熟成促進植物成長調整剤アブシジン酸(ABA)及び高濃度ショ糖の影響を調査した。全体で,108の異なる量の蛋白質は,タンデム質量分析とデジタルプロテオーム参照マップの組み合わせで同定した。カルスでは,エネルギー供給関連酵素は特に明瞭で,殆どが早い成長と細胞分裂に起因するエネルギー需要によるものである。カルスから球状胚へのみならず球状から魚雷型胚への切り替えはユビキチン-26Sプロテアソーム経路によって制御された蛋白質分解と関係していた。貯蔵化合物蓄積は,初期の魚雷型胚で植物成長制御因子(PGR)フリー培地への移動の後21日目で最初に検出された。胚発生期のオーキシン-アミドヒドロラーゼ量の増加は,シクラメン属の後期胚ステージにおける予想されるオーキシン放出の増加を示唆する。カタラーゼの発達-特異的等電点スイッチは,不定胚形成で初めての報告である。いくつかの蛋白質は,分析した異なる発育段階についてのマーカーを表すことで同定した。高いしょ糖濃度及びABA処理は魚雷型胚における貯蔵化合物の蓄積を促進した。その上,一次代謝経路の蛋白質はABA処理胚のプロテオームが減少した。このように,培養培地におけるABA及び高ショ糖濃度は成熟を改善し,結果的にC.persicumにおける不定はいの品質を改善した。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
花き・花木  ,  発生,成長,分化 

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