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J-GLOBAL ID：201202257567933669   整理番号：12A0058366

遠位Gata4心臓エンハンサーのETS依存性制御

ETS-dependent regulation of a distal Gata4 cardiac enhancer

著者 (4件)： SCHACHTERLE William ,  ROJAS Anabel ,  XU Shan-mei ,  BLACK Brian L.
資料名： Developmental Biology  (Developmental Biology)
巻： 361  号： 2  ページ： 439-449  発行年： 2012年01月15日 
JST資料番号： C0522A  ISSN： 0012-1606  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 発生中の心臓は心内膜として知られている特殊化した内皮層の内管を包含し,それは多くの重要な機能を遂行する。心臓の発生と機能における心内膜の重要な役割にもかかわらず,その発生を制御する転写経路はほとんど明らかにされていない。GATA4は多くの心血管リネージに発現する亜鉛フィンガー転写因子で,心内膜床発生と胚生存に必要であるが,心内膜と心内膜床内の派生物におけるGata4上流転写経路は知られていない。ここで著者らは,心臓発生初期の多くの心臓リネージで一時的に活性であるが心臓形成をとおして活性を維持するのは心内膜に限られるマウスGata4遺伝子の遠位エンハンサーについて述べた。トランスジェニック胚と培養大動脈内皮細胞におけるこのGata4心臓エンハンサーの活性は,4つのETS部位依存性であった。どのETSがエンハンサー内ETS部位を介するGata4制御に関るのかを決定するため,胚性マウス心臓の24の異なるETS因子の発現プロフィールを決定した。多くのETS転写物がある中で,ETS1,FLI1,ETV1,ETV5,ERG,ETV6が初期胚心臓に最も豊富であった。著者らは,EST1,FLI1,ERGが8.5日胚の心臓で最も強く発現すること,EST1とERGは培養内皮細胞内で内因性Gata4エンハンサーに結合することを見つけた。したがって,これらの研究は,初期胚心臓におけるETS発現プロフィールを明らかにし,Gata4座のETS依存性エンハンサーを同定した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： トランスジェニックマウス ,  形態形成 ,  胚 ,  *心臓 ,  DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  遺伝子 ,  *エンハンサー領域 ,  *胚発生 ,  結合部位 ,  レプレッサー ,  癌抑制タンパク質 ,  血管内皮細胞 ,  成長段階 ,  生体内分布 ,  ヌクレオチド配列 ,  相同性 ,  遺伝子発現
準シソーラス用語： ERG ,  ETS ,  Ets1 ,  ETV1 ,  ETV5 ,  ETV6 ,  FLI1 ,  Gata4遺伝子 ,  GATA-4 ,  初期胚 ,  心臓発生

分類 (3件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  心臓  (EJ04020D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： GATA4 ,  心臓 ,  ETS ,  依存性