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J-GLOBAL ID:201202257697966224   整理番号:12A0868129

大腸菌(Escherichia coli)に哺乳類メタロチオネインを組み換えた重金属蓄積は高濃度金属曝露に対して保護する

Heavy metal accumulation by recombinant mammalian metallothionein within Escherichia coli protects against elevated metal exposure
著者 (11件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 918-924  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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メタロチオネイン(MTs)はシステインに富み金属結合を多く含み,カドミウムなど毒性重金属に対して保護作用を与えることが知られている小さなタンパク質である。細菌細胞の重金属蓄積能力を増強するために,ヒツジMTIIをマルトース結合タンパク質(MBP)により融合して大腸菌(Escherichia coli)の細胞質またはペリプラスム区画に局在化した。試験した全ての金属で,対照株と比べてMBP-MT過剰に発現株で高濃度の生物濃縮が測定された。Cd,As,Hg,およびZnの顕著な生物濃縮が細胞質においてMBP-MTが過剰発現した株において認められ,CuはMBP-MTがペリプラズムで過剰発現したときに高濃度に蓄積した。金属転出系もこの生物濃縮に役割をしている可能性があった。これを確認するために,著者らは金属転出に影響されたE.coliの2種の突然変異株の細胞質にMBP-MTを過剰発現した。初めに,トランスポーターZntAにおける不足が多数の2価金属イオンを転出して,生物濃縮されたZn,Cd,Hg,およびPbの量を増大することを示した。次いで,As転出が不十分なLF20012株がAsを亜ヒ酸塩の形態で生物濃縮することを示した。さらに細胞質でMBP-MTによりキレート化されて高濃度に蓄積した金属が,CdまたはHgなど添加した毒性金属の存在により細胞に比較的大きな金属耐性を与えて,他の金属は転出系が不完全な時に毒性影響を示した。細胞質でMBP-MTを過剰発現した株は,金属転出系の崩壊と組み合わせて,バイオレメディエーションの戦略を開発するのに使用することが出来る可能性があった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境衛生,公害対策一般  ,  重金属とその化合物一般  ,  遺伝子操作 

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