抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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芸術がまちの記憶をつくることについて論じた。南相馬市にアート的な要素を組み込んだ仮設住宅地を手がけた。集会所の基本設計においてシンボル性を導入したことが特徴である。将来にわたって記憶に残る風景となることをめざし,10m×10mのログ組みで外壁をキャンバスとした。檜を用いて建設した8mの塔は,特異点となる。大阪万博の太陽の塔は,千里ニュータウンにも影響を与えていた。繰り返し自然災害が発生する場所においては,都市計画や街づくりに記憶を組み込むことが重要になる。先史時代から存在するアートが記憶を喚起する要素として強力な手段になる。その例として,地震で壊滅したイタリアの小さな街,ジベリーナを紹介した。芸術がまちの記憶をつくることに貢献できるかが,今問われている。