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J-GLOBAL ID：201202258023647596   整理番号：12A1219935

左右パターン形成における微小管蛋白質の初期の非繊毛的役割は生物界で保存される

Early, nonciliary role for microtubule proteins in left-right patterning is conserved across kingdoms

著者 (7件)： LOBIKIN Maria (Tufts Univ., MA) ,  WANG Gang (Univ. Illinois Coll. Medicine, IL) ,  XU Jingsong (Univ. Illinois Coll. Medicine, IL) ,  HSIEH Yi-Wen (Cincinnati Children’s Hospital Res. Foundation, OH) ,  CHUANG Chiou-Fen (Cincinnati Children’s Hospital Res. Foundation, OH) ,  LEMIRE Joan M. (Tufts Univ., MA) ,  LEVIN Michael (Tufts Univ., MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 31  ページ： 12586-12591  発行年： 2012年07月31日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 左右のパターン形成は動物で初期胚の繊毛運動で決定するとされるが,植物ではそれと無関係なチューブリンの突然変異で非対称になることが知られている。本研究で,この突然変異を動物で行い,左右の側性への影響を調べた。その結果,チューブリンは,線虫とカエルの胚においても,左右パターン形成の非常に早い段階で影響を及ぼし,ヒト培養細胞の対掌性にも影響を及ぼすことがわかった。またチューブリンαおよびチューブリンγ結合蛋白質は,カエル胚の最初の細胞分裂時において,左右の割球への母系蛋白質の異なる割り当てに必要であった。本データは,左右の非対称を開始するメカニズムに関して,分子的に保存されていることを明らかにした。左右の側性は,植物から動物に至る生物界において,つまり古代から高度に保存されており,生物の対掌性の基礎となる特質である。

シソーラス用語： *胚 ,  パターン形成 ,  保存 ,  *チューブリン ,  Arabidopsis thaliana ,  *性質 ,  線虫類 ,  カエル ,  HL60細胞 ,  *形態形成 ,  微小管関連タンパク質 ,  ヒト
準シソーラス用語： Tubgcp2 ,  γチューブリン ,  *ボディプラン ,  *側性

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： パターン形成 ,  微小管蛋白質 ,  初期 ,  繊毛 ,  役割 ,  生物 ,  保存