抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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内燃機関のエンジンバルブカバーには長期密封性のあるシーリング材料が重要で,この解析のためにFEAツールの需要が大幅に増加している。本稿では圧入型(PIP)ゴムガスケットおよびMLS(多層鋼)ガスケットの有限要素解析(FEA)について提示する。PIPガスケット構造に対しては,最大溝条件(LMC)および最小溝条件(MMC)に対して調査した。ハイパー弾性体材料に対する2次元FEAおよび三次元FEAにより,ガスケット歪とシール面圧を評価した。三次元FEAにはABAQUSコードを使用。MLSガスケット構造については代表的な3~4枚のエンボス付鋼層について熱解析,シリンダ構造解析を実施した。本手法の検証のためにフジフィルム社製ポリエステル感圧ペーパを用いて,実物バルブカバーの面圧分布を測定した。その結果,CAE結果は実測値と10%以内で一致し,MLSに対して実用上十分正確であることを確認した。