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J-GLOBAL ID：201202258174802542   整理番号：12A0703890

カロチノイド状態の個体間多様性に関与する遺伝子変異

Genetic variations involved in interindividual variability in carotenoid status

著者 (3件)： BOREL Patrick (INRA, Marseille, FRA) ,  BOREL Patrick (INSERM, Marseille, FRA) ,  BOREL Patrick (Aix-Marseille Univ, Marseille, FRA)
資料名： Molecular Nutrition & Food Research  (Molecular Nutrition & Food Research)
巻： 56  号： 2  ページ： 228-240  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： H0535A  ISSN： 1613-4125  CODEN： MNFRCV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カロチノイドの吸収と血液や組織中カロチノイド状態には個人差がある。これは,カロチノイドの吸収と代謝に関与するタンパク質をコードする遺伝子の多型によるものと考えられる。カロチノイドの切断に関与するカロテンオキシゲナーゼBCMO1とBCDO2,カロチノイドの細胞取り込みに関わるスカベンジャー受容体SR-B1,CD36やNPC1L1,網膜のキサントフィルの輸送に関わるGSTP1とHR-LBP等の遺伝子多型との関連が解析されてきた。BCMO1遺伝子近傍のSNP(rs6564851)のGアレルは,血漿α-及びβ-カロテン濃度が高く,リコペン及びルテイン濃度の低いことと関連している。他に,アポリポタンパク質,ABCG5やFABPも関与する可能性がある。エピジェネティック修飾やコピー数の多様性等の解析研究も必要である。個人の遺伝子の特徴に基づいて,個別の栄養指針を適用することが可能となる。

シソーラス用語： *カロチノイド ,  遺伝子変異 ,  個体差 ,  単供与体オキシゲナーゼ ,  *一塩基多型 ,  スカベンジャー受容体 ,  タンパク質 ,  バイオアベイラビリティ ,  遺伝学 ,  CD抗原 ,  膜糖タンパク質 ,  膜タンパク質 ,  ABC輸送体 ,  生体輸送 ,  代謝 ,  指針 ,  カロチノイドタンパク質 ,  脂肪酸結合タンパク質 ,  脂肪酸デサチュラーゼ ,  ジオキシゲナーゼ ,  ヒト ,  モノオキシゲナーゼ ,  脂環式炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  共役ジエン ,  脂肪族炭化水素
準シソーラス用語： ABCG5 ,  CD36 ,  Niemann-Pick C1 like 1 ,  β,β-カロテン15,15’-モノオキシゲナーゼ ,  スカベンジャー受容体クラスBI ,  栄養遺伝学 ,  個別化栄養 ,  細胞間輸送 ,  食事ガイドライン ,  β,β-カロテン9’,10’-ジオキシゲナーゼ

分類 (3件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  ビタミンA  (EB07020A)

物質索引 (3件)： α-カロテン ,  β-カロチン ,  リコペン

タイトルに関連する用語 (4件)： カロチノイド ,  個体 ,  多様性 ,  遺伝子変異