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J-GLOBAL ID:201202258308312385   整理番号:12A0758894

Mytilus galloprovincialisの消化腺における酸化銅ナノ粒子の蓄積及び毒性

Accumulation and toxicity of copper oxide nanoparticles in the digestive gland of Mytilus galloprovincialis
著者 (6件):
資料名:
巻: 118-119  ページ: 72-79  発行年: 2012年08月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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各種産業及び商業での利用におけるCuOナノ粒子の広範な使用を考えると,それらは当然最終的には水圏環境中に至る。しかしながら,それらの二枚貝種における生物学的影響に関する情報はほとんどない。そこで,イガイMytilus galloprovincialisをCuOナノ粒子及びCu2+としてCu10μg/Lに15日間曝露し,酸化ストレス[スーパーオキシドジスムターゼ(SOD),カタラーゼ(CAT)及びグルタチオンペルオキシダーゼ(GPX)],損傷(脂質過酸化)ならびに金属曝露(メタロチオネイン)の各種生物標識をCu蓄積と一緒にイガイの消化腺において定量した。CuOナノ粒子に曝露したイガイにおいてCuが曝露時間とともに直線的に蓄積したが,一方,Cu2+に曝露したイガイにおいては15日までに有意な除去を認めた。Cuの両形態は全く異なった作用様式で酸化ストレスを引き起こした。消化腺におけるSOD活性の誘発はCuOナノ粒子の曝露ではCu2+の曝露に比べて低く,一方,CATはCuOナノ粒子及びCu2+の曝露で7日後にのみ活性化され,15日後には逆の影響を受け,またGPX活性はCuの両形態の曝露で同様であった。脂質過酸化濃度は抗酸化物質効率に差があるものの,Cuの両形態の曝露で増加した。さらに,CuOナノ粒子に曝露したイガイにおいて時間とともにメタロチオネインの直線的誘発を検出し,Cuの蓄積と直接に関連していたが,一方,Cu2+に曝露したイガイにおいてメタロチオネインは曝露15日後にのみ誘発された。可溶性Cu画分のうちのごく一部がCuOナノ粒子から放出されたので,観察した影響はCuのナノ形態と関連しているようである。その重要な要因として凝集が考えられる。全体として著者らの結果は,消化腺がCuOナノ粒子に関連した酸化ストレスに鋭敏であり,またそれらの蓄積のための主要な組織であることを示すものであった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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動物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般  ,  金属及び金属化合物の毒性 
タイトルに関連する用語 (4件):
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