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J-GLOBAL ID：201202258374772125   整理番号：12A0615939

ローミングにより反応する

REACTING BY ROAMING

著者 (1件)： KEMSLEY Jyllian
資料名： Chemical & Engineering News  (Chemical & Engineering News)
巻： 90  号： 12  ページ： 42-43  発行年： 2012年03月19日 
JST資料番号： B0249A  ISSN： 0009-2347  CODEN： CENEAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遷移状態理論は化学の根本原理の1つであるが,研究者たちはますます,従来の遷移状態を迂回する,いわゆる”ローミング機構”による解離や分解の反応を見つけている。例えば,ホルムアルデヒドの光解離では,CーH結合が正常の3倍以上の3~4Åに伸び,ローミング水素が他の水素に遭遇してそれを引抜き,H₂とCOが生成する。アセトアルデヒドはメチル基がローミングし,CH₄とCOが生成する。最終生成物は,遷移状態ルートの時と同じである。これらは2004年と2006年に発見され,その後もローミングによる反応が報告された。最近,ニトロベンゼンとNO₃^・ラジカルの光解離は,もっぱらローミングで進むことが明らかにされた。

シソーラス用語： *遷移状態 ,  *遷移状態理論 ,  *光解離 ,  C-H結合 ,  一酸化炭素 ,  *反応生成物 ,  ラジカル ,  硝酸 ,  *過程 ,  *反応機構 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  脂肪族アルデヒド ,  アルカン
準シソーラス用語： *ローミング【化学反応】 ,  硝酸ラジカル ,  *反応過程

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  有機化学反応一般  (CF02010Q)

物質索引 (3件)： ニトロベンゼン ,  ホルムアルデヒド ,  メタン

タイトルに関連する用語 (1件)： ローミング