抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三井造船は,バイオマス由来熱分解揮発成分の気相反応に素反応速度モデルを用いた解析技術を適用し,ガス化炉出口ガス組成推算技術の確立を目指している。前報では,解析のインプットとなるバイオマス由来熱分解揮発成分に含まれるタール成分(化学種)の同定結果について報告した。本報では,代表的なバイオマス10種類の熱分解揮発成分(タール成分)を同定し,その中から既存反応速度モデルに含まれていない重要成分の素反応式を追加した。そして,拡充された素反応速度モデルの妥当性を,シミュレーション結果と実験によるガス組成分析結果との比較から確認した。これにより,種々のバイオマス原料に対して,極少量の熱分解実験を行うことにより,ガス化後のガス組成及びガス量を推算でき,バイオマス種や生成ガスの利用目的に応じたガス化条件を求めることが可能となった。(著者抄録)