抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究はガンマ線照射によりコールドスモークサーモンのListeria monocytogenesとVibrio parahaemolyticusの存在と生体アミン形成を制御する事を目的とした。3および1kGy照射は試料中に接種されたL.monocytogenesとV.parahaemolyticusを夫々6.59および6.05log cfu/g不活化した。更に非接種試料の照射は中温性好気性菌,嫌気性細菌,好冷性細菌,乳酸菌およびカビと酵母菌の微生物群を有意に減少した。腸内細菌は2kGy照射試料では殆ど検出されなかった。生体アミン濃度は微生物不活化の為に照射試料中で有意に減少した。しかし試料の照射はそのpH値,総揮発性塩基性窒素とトリエチルアミン窒素含量と同様に水分と塩含量には有意な効果が無いがフェノール性化合物量を減少し,チオバルビツール酸反応性物質のレベルを増加した。更に,3kGyまでの照射処置は試料の官能受容性に有意な効果を示さなかった。それ故3kGyガンマ線照射は製品の化学的或いは官能品質に有害な効果を及ぼさずにL.monocytogenes,V.parahaemolyticusおよび生体アミンに関してコールドスモークサーモン安全性の有意な改善をする事が出来る。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.