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J-GLOBAL ID：201202258509551540   整理番号：12A0546904

カバ材の化学組成は熱分解生成を遅くする

Chemical Composition of Birch Wood Slow Pyrolysis Products

著者 (4件)： FAGERNAES Leena (VTT Technical Res. Centre of Finland, Espoo, FIN) ,  KUOPPALA Eeva (VTT Technical Res. Centre of Finland, Espoo, FIN) ,  TIILIKKALA Kari (MTT Agrifood Res. Finland, Jokioinen, FIN) ,  OASMAA Anja (VTT Technical Res. Centre of Finland, Espoo, FIN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 26  号： 1/2  ページ： 1275-1283  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遅い熱分解は,古代中国から実践されており,最も重要な製品は木炭である。木酢と呼ばれる,硬木蒸留物は,日本他のアジア諸国で肥料あるいは成長促進剤として使用されている。木炭製造の副産物であるカバ蒸留物が,生物殺虫剤の有望な供給源であることが判明した。本論文の目的は,副産物の商業化プロセスに必要とされる白樺硬木の遅い熱分解からの気体と液体の製品の収率と化学組成を求めることである。蒸留物,水相,コールタール,木酢が分析され,白樺木酢液は,生物分解可能な殺虫剤としての用途の可能性が判明した。低温で無タールの蒸留物が,主要蒸留物から分離できる。低いpH値,高いCODとTOC値のため,遅い熱分解からの殺虫剤は,処理なしに環境に処分できない。酢酸とフルフラールを含むため,無タールの殺虫剤は,利用価値がある。コールタールと重質タールは芳香族縮合炭化水素(PAH)化合物を多く含むため,エネルギーとしての利用が示唆される。また,気体もエネルギー源として有望である。

シソーラス用語： *カバ材 ,  広葉樹 ,  *熱分解 ,  *木酢液 ,  *殺虫剤 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  生物分解 ,  化学組成 ,  蒸留副産物 ,  タール ,  *木炭 ,  アルデヒド ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： 硬木 ,  木酢 ,  PAH

分類 (2件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： フルフラール

タイトルに関連する用語 (3件)： カバ材 ,  化学組成 ,  熱分解