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J-GLOBAL ID:201202258826501345   整理番号:12A1067470

N-3多価不飽和脂肪酸の摂取は強制水泳試験後のラットにおける抑鬱の予防と関連した神経生物学的効果を生じる

N-3 polyunsaturated fatty acid consumption produces neurobiological effects associated with prevention of depression in rats after the forced swimming test
著者 (3件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 924-928  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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疫学データおよび臨床試験は,n-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)であるエイコサペンタエン酸(EPA)及びドコサヘキサエン酸(DHA)が抑鬱に及ぼす予防及び治療的効果をもつことを示唆しているが,基本となる機構はよく分かっていない。本研究は,強制水泳試験を用いてn-3PUFAの行動的影響及び抗沈鬱の機構を検討することを目的とした。11週間齢雄のSprague-Dawleyラットに給与飼料の総エネルギー摂取量に対してEPA及びDHAを0%,0.5%または1%含むアメリカ栄養学会-93M飼料(グループにつきn=8)を12週間給与した。総飼料摂取量,体重及び海馬重量は,グループ間で有意な差を認めなかった。0.5%及び1%のEPA+DHA飼料を投与したグループは脳のリン脂質中のn-3PUFAレベルが対照グループと比較して有意に高かった。0.5%及び1%のEPA+DHAグループでは0%のEPA+DHAグループと比較して,不動時間は有意に減少し,登る時間は有意に増加した。血漿中セロトニン濃度及び海馬c-AMP応答エレメント結合蛋白質(CREB)発現は,0.5%および1%のEPA+DHAグループでは,0%のEPA+DHAグループと比較して有意に増加した。反対に,インターロイキン(IL)-6発現は0.5%及び1%のEPA+DHAグループで,0%のEPA+DHAグループと比較して有意に減少した。しかしながら,n-3PUFAの用量依存性の影響はなく,IL-1β,腫瘍壊死因子-α,脳由来神経栄養因子またはリン酸化CREBの発現には有意な差を認めなかった。結論として,EPA+DHAの長期摂取は,ラットにおける抗抑鬱様作用を誘発し,IL-6発現の減少を経て,CREBの過剰発現を誘発した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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神経系一般  ,  動物の代謝と栄養一般 

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