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J-GLOBAL ID：201202258854721814   整理番号：12A1080534

新しい析出強化型耐熱オーステナイトステンレス鋼における1083K(810°C)での長時間恒温時効時の析出相の進展

Evolution of Precipitate Phases During Long-Term Isothermal Aging at 1083 K (810 °C) in a New Precipitation-Strengthened Heat-Resistant Austenitic Stainless Steel

著者 (2件)： HA Vu The (Korea Inst. of Sci. and Technol., Materials/Devices Div., 139-791, Seoul, KOR) ,  JUNG Woo Sang (Korea Inst. of Sci. and Technol., Materials/Devices Div., 139-791, Seoul, KOR)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 43  号： 9  ページ： 3366-3378  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 析出強化型高窒素15Cr-15Ni-4Mn-3Cu-1.5Mo-0.46Si-Nb-C-N-Al-Bオーステナイト耐熱ステンレス鋼を1083K(810°C)で10,000h時効した時の析出相の進展を研究した。330hの時効後のミクロ組織の主たる析出相は,粗大な残留一次Nb(C,N)析出相,Z析出相,fcc結晶構造の(Nb,Cr)N析出相,Cu析出相および粗大なCr₂N析出相である。1083K(810°C)で10,000hの時効後に,析出相の化学組成および結晶構造あるいは析出相の種類に変化は無かった。Z析出相,(Nb,Cr)N析出相およびCu析出相は時効の実施時に顕著にミクロ組織が変化した唯一の相であった。Z析出相,(Nb,Cr)N析出相の成長速度は極めて遅く,寸法と形状の安定性が非常に優れていた。一方,Cu析出相は最大の速度で成長した。Z相粒子は(Nb,Cr)析出相に比べて粗大化速度が非常に遅い事が分かった。Z相の異常に遅い成長の運動論はセラミック結晶のファセットに適用されている核生成エネルギーバリアー(NEB)による制限的粗大化メカニズムによって説明できる。Copyright 2012 The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *耐熱鋼 ,  析出硬化 ,  *恒温熱処理 ,  *時効処理 ,  *析出物 ,  合金鋼 ,  ニオブ化合物 ,  化学組成 ,  結晶構造 ,  クロム化合物 ,  安定性 ,  FCC金属 ,  継続時間 ,  銅 ,  中間相
準シソーラス用語： Z相 ,  高窒素鋼

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  熱処理技術  (WC03020T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 析出強化 ,  オーステナイトステンレス鋼 ,  長時間 ,  恒温時効 ,  析出 ,  進展