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J-GLOBAL ID:201202258888535718   整理番号:12A0138569

非典型的Wntシグナリングは破骨細胞分化を促進し,ヒト免疫不全ウイルスプロテアーゼ阻害剤,リトナビルにより促進される

Noncanonical Wnt signaling promotes osteoclast differentiation and is facilitated by the human immunodeficiency virus protease inhibitor ritonavir
著者 (4件):
資料名:
巻: 417  号:ページ: 223-230  発行年: 2012年01月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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典型的Wnt/β-カテニン経路を介しシグナルを送る,Wnt蛋白質は,骨芽細胞分化を直接調節する。これとは異なり,破骨細胞に与えるWnt関連効果の多くの試験は,間接変化が関わる。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の場合での骨ミネラル密度消失およびプロテアーゼ阻害剤,リトナビル(RTV)による,その治療の検討中に,RTVが初代ヒトおよびマウス破骨細胞前駆体で,典型的Wntシグナリングに重要な,β-カテニンの細胞核局在性を低下することを見出している。これは,Wnt5aおよび Wnt5b転写のアップレギュレーションと並行して生じる。これらWntsは,典型的に,非典型的Wntシグナリングを促進し,これはWnt受容体使用に依存して,多くの細胞型で典型的Wnt経路に拮抗する。ここでは,破骨細胞前駆体でのWnt5a/b蛋白質のRTV仲介アップレギュレーションを述べる。組み換えWnt5bおよびWnt5aのレトロウイルスが仲介する発現は,ヒトとマウス単球性前駆体からの破骨細胞分化を増加し,プロセスはRTVにより促進された。これとは異なり,Wnt3aにより仲介される,典型的Wntシグナリングは,破骨細胞形成を阻害した。RTVとWnt5bの両方は,破骨細胞前駆体で,典型的なβ-カテニン/T細胞因子に基づくWntレポーター活性化を阻害した。RTVとWnt5誘導破骨細胞分化は,受容体様チロシンキナーゼRykに依存し,Rykがこの背景でWnt5a/b受容体として作用することを示した。これは,破骨細胞分化調節でのWntシグナリング経路とRykに対する直接的な役割および臨床的に重要な薬剤,リトナビルによるその調節を示した最初である。これら研究は,HIV感染患者における骨ミネラル密度消失加速での非典型的Wnt5a/bシグナリングの可能性のある役割も示し,破骨細胞活性増加に関わる,疾患状態で,このような過程に影響する可能性のある方法を示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ウイルス感染の生理と病原性  ,  骨格系 
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